日本ハンドテスト研究会の立ち上げ
Edwin E. Wagner 博士が 1962 年に最初のハンドテスト・マニュアルを出版してから半世紀が過ぎました。日本には,その約10 年後の 1970 年に箕浦康子先生によって紹介され,その後30 年が経った 2000 年にハンドテスト・マニュアル(Wagner,1986)の翻訳本が刊行され,早いもので 20 年が経とうとしています。
その間,私たちハンドテスト・マニュアルの翻訳者三人(佐々木裕子,山上榮子,吉川眞理)は,臨床実践・研究を重ねつつ,大学院生にハンドテストを紹介し続けてきました。まだまだ一部の方にしか存在の知られていない心理検査法ですが,私たちのもとを巣立った方たちが,それぞれの臨床実践の現場で,使い勝手の良い有効な投映法検査として,臨床実践を広げて行ってくれています。そうしたハンドテストユーザーの皆さんの情報交換の場として,このHPを開設しました。
ハンドテスト・マニュアルの翻訳本をはじめ,反応記録用紙,ピクチャー・カード(ハンドテスト図版)の代理販売は,これまで20年間誠信書房さんが,請け負って下さっていましたが,このたび在庫切れのため,ピクチャー・カードの代理販売が終了されることになりました。
そこで,ハンドテスト・マニュアルの翻訳者3名は,これまでのハンドテスト実践の蓄積を次世代の心理専門職に継承するために,日本ハンドテスト研究会をたちあげ,このHP経由でピクチャーカードの販売窓口を開設することにしました。
臨床心理士倫理綱領の第4条〈査定技法)に沿って,販売の対象は,この倫理義務を負っている臨床心理士資格をお持ちの方に限定させていただきます。
なお,ハンドテストマニュアル,反応記録用紙については,これまで通り誠信書房さんが取り扱ってくださいます。ご希望の方は,直接,誠信書房さんに注文して下さい。
研究会事務局
聖徳大学教授 佐々木裕子
元神戸学院大学准教授・現森脇神経内科 山上榮子
学習院大学教授 吉川眞理
本研究会は,上記3名によって運営されています。本サイトが,ハンドテストを臨床・研究に活用されている多くの方の臨床実践,研究発展のための情報交換及び研鑽の場となることを願っています。
入会案内
本研究会に入会を希望される方は,「日本ハンドテスト研究会規約」を熟読し,入会条件,会員の倫理義務,会員の権利等を了解の上,お申込みください。
*会員は,年1回開催されるハンドテスト・セミナーの参加費が無料となります。
1.正会員:入会金2,000円 年会費3,000円
心理臨床の研究・実践に携わっていることが認められる方です。
2.学生会員:入会金1,000円 年会費2,000円
臨床心理士養成指定大学院に在籍し,将来心理臨床の専門家となることを志している方です。
<入会手続>
1.入会申し込み
以下の「入会申込登録をする」ボタンをクリックし、リンク先フォームより入会申込情報登録を行ってください。
2.本研究会からの入会受付メールの受信
本研究会(jshandtest@yahoo.co.jp)より,メールにて入会の可否,正会員・学生会員の別について連絡します。
*2週間を過ぎても連絡がない時は,申し訳ありませんが,直接本研究会メールアドレスにお問い合わせください。
3.入会金・年会費の納入
2週間を目途に以下の口座にご入金ください。入金が確認できましたら,その旨メールでご連絡します。